【6月3日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のフランク・ランパード(Frank Lampard)が2日、6月末の契約満了をもってクラブを退団すると発表した。

 ランパードは、ロンドン(London)西部に本拠地を置くチェルシーから短期間での契約更新を打診されていたと報じられていたが、13年間過ごしたスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)での日々を終わらせる道を選択した。

 複数のメディアは、ランパードの代理人が、2015年3月に米メジャーリーグサッカー(MLS)に新規参入する予定のニューヨーク・シティFC(New York City FCNYCFC)と話し合いを行ったと伝えている。

 このほかに、プレミアリーグ昇格を決めたクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)を含め、少なくとも10クラブがランパードとの契約に興味を示しているとされている。

 ランパードは、チェルシーで通算649試合に出場し、計211得点を挙げてクラブの最多得点記録保持者となった。

 素晴らしい思い出がたくさんあるチェルシーを去ることは苦渋の選択だったと認めているランパードは、2001年にウェストハム(West Ham)から加入した当時の責任者だったケン・ベイツ(Ken Bates)元会長と、チームに巨額の資金を投入してクラブを欧州屈指の強豪に作り上げた現オーナーのロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏に敬意を表した。