【6月2日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の優勝国を占いたければ、金の動きを追え――W杯開幕が2週間後に迫るなか、ドイツの経済学者たちが「各国代表チームの市場価値」を基に算出した予想を発表した。

 経済学的に導き出された決勝戦の組み合わせは、スペイン対ドイツだという。

 独ベルリン(Berlin)にある同国有数の経済研究機関「ドイツ経済研究所(DIW)」の経済学者3人は、サッカー選手の移籍金からはじき出した各チームの市場価格を基に試合結果を予想する独自のモデルを開発した。「ゴールを決めるのは金」というわけだ。

 モデル開発と結果予想に携わった1人、ゲルト・ワグナー(Gert Wagner)博士によれば、優勝国予想は「僅差でスペインが有利。一方で、ドイツ優勝の可能性がここまで大きいW杯も久々」とのことだ。

 ワグナー博士は独ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)に「国際サッカーの世界ほど、透明な市場はない」と語った。

 ワグナー氏らによれば、このモデルを用いた予測は2006年のW杯ドイツ大会でのイタリア優勝を当てたほか、2010年W杯南アフリカ大会とサッカー欧州選手権(UEFA Euro)の08年大会・12年大会でのスペイン優勝も当てた。ただ、ブラジル大会では上位国の市場価格が接近していて、これまでより予測が難しいという。

 ちなみに、英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)の宇宙物理学者、スティーブン・ホーキング(Stephen Hawking)博士は、ブラジル優勝に賭けたと明かしている。

 ブックメーカー(公認賭け業者)の予想も大方、ホーキング博士の予想と一致する。ブックメーカーのパディー・パワー(Paddy Power)が1日に発表した優勝国オッズは、1番人気がブラジルで3/1、続いてアルゼンチンが9/2、ドイツが11/2となっている。(c)AFP