【6月2日 AFP】サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督が、W杯ブラジル大会(World Cup 2014)に向けた仕上げに照準を定める中、2日に行われるコスタリカとの親善試合は香川真司(Shinji Kagawa)と本田圭佑(Keisuke Honda)にとって試金石の一戦となる。

 アジア王者の日本は、米フロリダ(Florida)州の海辺のリゾート地クリアウオーター(Clearwater)で歓迎を受け、選手たちは7日に乗り込むブラジルで遭遇する同じ暑さと湿気に体を慣らしている。

 ザッケローニ監督は、「W杯で最高のプレーをすることは容易ではない。われわれは、この気温と湿度に適応する必要がある」と述べ、「ここの気候はブラジルと同じだ。それに私はビーチが好きなのでね」とつけ加えた。

 イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)を2度のリーグ優勝に導いたイタリア出身の指揮官は、信頼を置くイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属する香川とACミランの本田を、コスタリカ戦に加え、6日にタンパ(Tampa)近郊で行われるザンビアとの親善試合で、両選手を立ち直らせようと考えている。

「本田と香川は、欧州で十分なプレー時間を与えられなかった。従って、私は彼らに多くの時間でプレーさせる」とコメントし、「90分間プレーさせるという確約はしないが、できるだけ使いたい」と続けた。

「本田と香川に加え、そのほかにも欧州で十分なプレー時間を与えられていない選手もいる。彼らの調子や状態を注意深く確認するつもりだ」