【5月30日 AFP】サッカーイングランド代表の主将を務めるスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)が29日、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)の全盛期はすでに過ぎたとするポール・スコールズ(Paul Scholes)氏の見解を一蹴した。

 スコールズ氏は先日、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で8年間一緒にプレーしたルーニーについて言及し、16歳からプロとしてプレーしている同選手が「消耗」しているのかもしれないと語っていた。

 しかし、ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われるペルーとの親善試合を30日に控えるジェラードは、28歳のルーニーが2013-14シーズンに披露したパフォーマンスをみる限り、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で活躍する選手の1人になれることを証明したと反論している。

 ロンドン(London)から32キロ北に位置するワトフォード(Watford)で行われた記者会見に出席したジェラードは、「私個人の意見としては、ポール・スコールズは間違っていると思う」と述べた。

「今季のルーニーは、イングランド・プレミアリーグと欧州を舞台に戦うマンチェスター・ユナイテッドのなかでも最高の選手だった。彼の状態は申し分ない」

「私はこの目で見てきたことから彼を評価し、彼について意見を述べている。マンチェスター・ユナイテッドでの彼のパフォーマンスは、本当に素晴らしいものだった」

「彼は今週、厳しい練習をこなした。彼は強い決意で自分の練習に集中していた。そして本大会に向けて、けがに悩まされていた(2010年の)前回大会よりも、精神的に充実しているようだ」

「だから、ウェイン・ルーニーの現在の状態をとてもうれしく思っている」

 ルーニーは、W杯開幕前にイングランド国内で行われる最後の親善試合で、リバプールのダニエル・スターリッジ(Daniel Sturridge)と2トップを組んで先発するとみられている。

 一方、左サイドバックのルーク・ショー(Luke Shaw)は、風邪により欠場濃厚となり、ロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督は体調が万全な選手を出場させるとみられている。(c)AFP/Tom WILLIAMS