【5月30日 AFP】サッカー国際親善試合が29日、オーストリアのクーフシュタイン(Kufstein)で行われ、カメルーンは1-2でパラグアイに敗れ、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)開幕の前に打撃を受けた。

 フォルカー・フィンケ(Volker Finke)監督が率いるカメルーンは、6月13日にメキシコとの初戦を控えており、先日行われたマケドニアとの親善試合では2-0で快勝していた。

 しかし、試合開始からわずか4分でパラグアイのオスカル・ロメロ(Oscar Romero)に先制点を許すと、後半23分にはロケ・サンタクルス(Roque Santa Cruz)に追加点を奪われた。

 W杯出場のボーナスをめぐって政府との対立が伝えられているカメルーンは、ドイツ・ブンデスリーガ1部のマインツ05(Mainz 05)に所属し、マケドニア戦でも得点を記録したエリック・マキシム・チュポモティング(Eric Maxim Choupo-Moting)が後半30分に決めたゴールで1点を返すのがやっとだった。

 1990年大会以来となる決勝トーナメント進出を目指すカメルーンは、ブラジル、クロアチア、メキシコといった強豪が揃うグループAに入っている。

 パラグアイはW杯本大会出場を逃しており、現在は2015年のコパ・アメリカ(2015 Copa America)に照準を定めている。(c)AFP