【5月29日 AFP】サッカーポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、世界で最も市場価値の高い選手であることが、28日に発表されたスポーツ市場調査会社レピュコム(Repucom)の報告で明らかになった。

 この調査によれば、FCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するアルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)が2位に入り、3位には意外にもメッシのチームメートでスペイン代表のジェラール・ピケ(Gerard Pique)の名前が挙がった。

 英国や米国、ブラジル、中国、インドなど13か国、約6500人を対象に行った認識調査により抽出されたデータは、世界15億人以上の意識傾向を示しているという。

 2013年の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール(FIFA Ballon d'Or)」に選出されたロナウドは、24日に行われた欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)決勝で、レアル・マドリード(Real Madrid)にとって通算10回目のタイトル獲得に貢献した。調査では、世界中で83.9パーセントの人々がロナウドを認識していることがわかり、彼が最もよく知られたサッカー選手であることが明らかになったという。

 レピュコムのポール・スミス(Paul Smith)最高経営責任者(CEO)は、「ロナウドは支持者の夢です。彼の価値は、所属チームと同様に、彼を支持する企業にとっても重要です」と話した。

「世界中でロナウドが認知されると、商業力が高まります。フェイスブック(Facebook)で8200万人以上が『いいね!』を押し、ツイッター(Twitter)で2600万人のフォロワーを集めるロナウドは、同時にビジネスの場で最も重宝される人物の一人です」

(c)AFP