【5月23日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2014)は25日、ローラン・ギャロス・スタジアム(Stade Roland Garros)で開幕を迎える。

 ここでは、四大大会(グランドスラム)通算17度優勝の実績を誇るセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が、今大会で抱えるであろう5つの不安要素を挙げる。

■年齢の問題

 32歳のセレーナは、今大会に出場するベテラン選手の一人で、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)と並び、全選手の中でも事実上の年長者となる。

 セレーナ本人は、良質なワインのように年を重ねるごとに熟成するとしているが、クレーコートで2週間も体を酷使すれば、ワインが酸化してしまう恐れもある。

■負傷という悩みの種

 ここ数年、けがに悩まされ続けてきたセレーナだが、2013年はほとんど故障することなく過ごし、全仏オープンと全米オープン(The US Open Tennis Championships 2013)を制した。

 しかし、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)では腰を痛め、2週間前のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2014)でも左太ももの故障で棄権を余儀なくされており、100パーセントの状態でないことは本人も認めている。