【5月20日 Relaxnews】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の来場者は、平均で4試合を観戦し、滞在中に5500レアル(約25万円)消費する──。

 ブラジル観光省は、6月12日から7月13日に同国内の12都市で行われるW杯の試合を観戦に訪れる外国人観光客を30万人と見込んでおり、1人あたり5500レアル(航空運賃を除く)を消費するとの試算を発表した。

 ブラジル人を含め、W杯関連イベントでブラジル国内を移動する人々は190万人で、開催期間の1か月間にこれらの人々が現地で使うお金は18億ドル(約1800億円)に上ると見込まれている。

 さらにW杯の観戦以外にも180万人の観光客が同時期にブラジルを訪れると見込まれている。

 観光省は2016年のリオデジャネイロ五輪を控え、観光客らに良い印象を与えたいという思惑がある。

 W杯の前哨戦に位置づけられていた、昨年のコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2013)の開催中に行われたインタビューでは、外国人の7割が2014年のW杯にも同国を訪れたいと回答している。(c)Relaxnews/AFPBB News