【5月19日 AFP】中国の国営新華社(Xinhua)通信によると、同国北東部・黒竜江(Heilongjiang)省で、上空から落下してきたとみられる物体が複数見つかり、宇宙ごみだと断定された。

 新華社が中国国家航天局(China National Space Administration)の発表として18日に伝えたところによると、問題の物体はロシア極東と国境を接する黒竜江省チチハル(Qiqihar)で16日に発見された。専門家による分析の結果、「打ち上げ用ロケットか衛星の一部」だと判明したという。

 物体が見つかった16日は、ロシア宇宙当局が通信衛星の打ち上げ失敗を発表したのと同じ日。

 ロシア宇宙庁(Roscosmos、ロスコスモス)は、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から通信衛星を搭載して打ち上げたプロトン(Proton)ロケットが、制御エンジンの故障により打ち上げからわずか9分後に炎上し、地上に落下したと発表していた。(c)AFP