【5月15日 AFP】米グーグル(Google)の眼鏡型端末「グーグル・グラス(Google Glass)」の試用版が14日、米国で一般向けに発売された。グーグルが「エクスプローラープログラム」と呼ぶ試験的な利用で、価格は1500ドル(約15万円)。

 グーグルは約1か月前にもグーグル・グラスの販売をテスター向けに1日限定で行ったが、今回、この試用プログラムを一般に広く開放する方針を決めた。

「数週間前にサイトをオープンしてから多くの意見が寄せられた。今回、ベータ版をより開放することを決めた」と、グーグルは自社のソーシャルネットワークGoogle+(グーグルプラス)で明らかにし、「本日より、米国在住者なら誰でもグラスのエクスプローラー版を購入することが可能」と述べた。

 グーグルプラス内にあるグーグル・グラスのページのフォロワーは67万8000ユーザー。閲覧回数は1億700万回を超えている。

 同社は3月、グーグル・グラスの米国市場での製造と販売について、レイバン(Ray-Ban)など多くのブランドを傘下に持つイタリア眼鏡大手ルックスオティカ(Luxottica)と提携した。

 ルックスオティカは13日、同社製のグーグル・グラスを2015年に発売する予定であることを明らかにしている。(c)AFP/Glenn CHAPMAN