【5月14日 AFP】(一部更新)トルコ西部マニサ(Manisa)県にある炭鉱で13日、爆発と火災があり、同国政府の14日の発表によると少なくとも201人の死亡が確認され、数百人が現在も坑内に閉じ込められている。

 事故は同州ソマ(Soma)地区にある炭鉱で、同日午後3時半(日本時間同9時半)ごろ発生。787人の作業員が地下に閉じ込められた。

 タネル・ユルドゥズ(Taner Yildiz)・エネルギー天然資源相によると、現在も数百人が地下に取り残されたままで、現場では救出作業が夜を徹して進められている。救出された人のうち負傷者は80人で、うち4人は重傷という。

 治安筋がAFPに語ったところによると、坑内には空気が残った空間「エアポケット」が2か所あり、1つは外とつながっているため作業員の救出が可能だが、もう1つは完全にふさがっており、作業員らは閉じ込められたままだという。

 爆発の原因は、変圧器の故障によるものとみられている。(c)AFP