【5月11日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2014)は10日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第10シードの錦織圭(Kei Nishikori)は7-6、5-7、6-3で第5シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)を破り、決勝に進出した。

 10度目のマッチポイントを制した錦織が、約3時間に及んだフェレールとの厳しい戦いに決着をつけ、連勝を14に伸ばした。

 最新の世界ランキングで10位以内に入ることが確定している錦織は、決勝で第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と対戦する。

 大会連覇を目指すナダルは、同日行われた試合でロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)に6-4、6-3で勝利していた。

 第1セットはそれぞれ1つずつブレークを奪ったあとタイブレークに突入し、フェレールが一時5-2でリードしたが、そこから錦織は5連続ポイントを記録して第1セットを制した。

 続く第2セットで錦織は、このまま勝利を収めるかのようにみえたが、5-4で迎えたこの日最初のマッチポイントをフェレールにセーブされると、その後は逆転を許し、セットカウント1-1で並ばれた。

 そして9日に行われたフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)との準々決勝でも苦しめられた腰の治療を受けた錦織だが、第3セットでは5-2とリードを奪い、その影響を感じさせなかった。

 しかしながら、錦織はその後、マスターズシリーズでは初めてとなる決勝に進出するために9度のマッチポイントを余儀なくされた。(c)AFP