【5月7日 AFP】中国人観光客を狙った路上強盗や襲撃が増えているフランス・パリ(Paris)でこの夏、観光地のパトロールに中国の警察が協力するという。仏内務省筋が6日、明らかにした。

 フランスには毎年100万人を超える中国人観光客が訪れるが、中国人観光客に対する路上強盗や襲撃が多く、懸念されてきた。昨年3月には23人の中国人旅行グループが、パリのシャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)空港に到着した直後にレストランで強盗の被害に遭った。

 仏内務省筋は、パリの観光地で中国の警察が仏警察を支援するとしているが、動員される人数については明らかにしていない。 

 今年は中仏国交樹立50周年に当たり、関連行事があることから、フランスを訪れる中国人観光客の数は増えると見込まれている。(c)AFP