【5月5日 AFP】韓国南西部・珍島(Jindo)沖で沈没した旅客船セウォル(Sewol)号の犠牲者の捜索は5日、遺体などの流失を防ぐための網を増設して続けられている。

 修学旅行中の生徒ら476人を乗せたセウォル号が4月中旬に沈没してから19日目を迎えた5日、夜明け前に行われた捜索で新たに11遺体が収容され、この事故による死者の数は259人となった。だが、依然として43人の安否が不明なままだ。

 捜索が行われている珍島沖は潮の流れが速く、遺体が大海に流される恐れがあるため、ダイバーらは漁船でセウォル号の周囲に網を張り巡らせて捜索を行っている。乗客の家族らは、全ての遺体が見つかるまでは沈没船体の引き上げ作業を始めないよう求めている。

 だが現場海域では速い潮の流れと高波が捜索活動を阻み、ダイバーらは厳しい環境の中で捜索を続けている。日が経つにつれ、沈没現場からかなり離れた海域で徐々に乗客たちの所有物などが発見されており、なかには遠くに流されて発見されない遺体もあるかもしれないという懸念が持ち上がっている。

 先週には捜索海域から最大で4キロ離れた場所で遺体が収容された他、セウォル号の寝具が30キロも離れた海域で見つかっている。(c)AFP