【5月4日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは3日、第37節の試合が各地で行われ、サンダーランド(Sunderland AFC)は1-0でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に勝利した。

 サンダーランドがセバスティアン・ラーション(Sebastian Larsson)の決勝点で勝利を挙げる中、ユナイテッドの新監督への就任が伝えられているルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)氏は、本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で黒星を喫したチームの姿を見て、立て直しには大変な労力が必要とされることを、改めて思い知ることになった。

 この結果、カーディフ・シティ(Cardiff City)とフラム(Fulham)の来季降格が決定し、調子を上げているサンダーランドには残留のチャンスが見えてきた。また、ユナイテッドがリーグ6位に入り、来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2014-15)出場権を獲得するには、高い壁がそびえ立っている。

 チームの敗北を受け、暫定監督を務めるライアン・ギグス(Ryan Giggs)は、予測不可能な指揮官の仕事の難しさを痛感したと同時に、チームの明らかな低空飛行は、デビッド・モイーズ(David Moyes)前監督だけの責任ではないと考え始めているかもしれない。

 来週中にファン・ハール氏を正式な指揮官に任命することになっているユナイテッドは、2部リーグに降格した1973-74シーズン以来となるホームでの7度目の敗戦を喫している。

 それとは対照的に、グスタボ・ポジェ(Gus Poyet)監督率いるサンダーランドは、ここ数週間でマンチェスター・シティ(Manchester City)と引き分け、チェルシー(Chelsea)に勝利するなど思いもよらぬ結果を残しており、この日も前半30分にラーションがボレーシュートを決め、これが決勝点となった。

 サンダーランドは、今季リーグ戦2試合を残し、降格圏の3チームに勝ち点3差をつけている。(c)AFP/Ian Whittell