【5月3日 AFP】(一部更新、写真追加)ウクライナ東部のスラビャンスク(Slavyansk)で先月25日に親ロシア派によって拘束されていた欧州安保協力機構(OSCE)の監視員7人と付き添っていたウクライナ軍の5人が3日、解放された。

 OSCE監視団のヨーロッパ人8人とウクライナ人5人が拘束されたが、糖尿病を患っているスウェーデン人1人は先月27日に解放されていた。3日に解放されたOSCEのメンバーは同日夜、空路でドイツのベルリン(Berlin)に到着した。

  報道によるとウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領の特使ウラジーミル・ルキン(Vladimir Lukin)氏は、「これは人道的観点からの善意であり、スラビャンスクの指導部に感謝している。これに続いて銃撃戦の停止などの人道的措置が行われることを望む」と述べるとともに、対立している双方の当事者が交渉のテーブルに着くことに期待感を示した。(c)AFP