【4月17日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2014)は16日、モナコのモンテカルロ(Monte Carlo)でシングルス2回戦が行われ、大会第4シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-1、6-2でチェコのラデク・ステパネク(Radek Stepanek)を退け、3回戦に進出した。

 初戦を無事に切り抜けたフェデラーは、モンテカルロ・カントリー・クラブ(Monte Carlo Country Club)での大会初優勝を目指しており、17日の3回戦でチェコのルカシュ・ロソル(Lukas Rosol)を破れば、準々決勝に駒を進めることができる。

 ロソルは同日行われた試合でフランスのミカエル・ロドラ(Michael Llodra)に6-4、6-4のストレート勝ちを収めている。

 2013年大会覇者で第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が、前日に記録した短時間での勝利には7分及ばなかったものの、フェデラーもわずか52分で試合に決着をつけた。

 第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、初戦となった2回戦でロシアのテイムラズ・ガバシュビリ(Teimuraz Gabashvili)に快勝を収めている。大会8連覇の実績を持つナダルだが、昨年の決勝ではジョコビッチに敗れ準優勝に終わった。

 フェデラーは、35歳のステパネクとの通算対戦成績を14勝2敗としており、2008年のマスターズ・シリーズ・ローマ大会(Rome Masters of tennis 2008)を最後に黒星を喫していない。

 第1セットを22分で先取したフェデラーは、第2セットの第6ゲームで少し手こずったものの、2度のブレークポイントを確実にしのいだ。

 フェデラーはステパネクの5回のダブルフォールトにも助けられ、ブレークを4度記録している。

 この試合でフェデラーは、ツアー今季最多となる25勝目を挙げている。(c)AFP