北島は100メートルでの大会連覇は逃したものの、わずか一か月の猛練習で7位に入賞。200メートルでは決勝進出を逃している。

 100メートルの結果を受け、北島は若手を叱咤(しった)するとともに「辞めるきっかけがほしい」とコメントした。

 優勝した22歳の小関也朱篤(Yasuhiro Koseki)のタイムは、1分0秒07で標準記録に0.03秒及ばなかった。一方の北島は、1分0秒67を記録している。

 これについて、「小関も59秒台にはいかないと。世界のレベルは上がっている。置いていかれる」と厳しい言葉を放った。

 北島は、2012年の日本選手権水泳競技大会(88th Japanese national swimming championships)で58秒90の日本新記録をマークしており、現在もアジア最速タイムとして記録を保持している。(c)AFP/Shigemi SATO