【4月11日 AFP】中国政府の統計によると、同国では今年1~3月の3か月だけで、鳥インフルエンザ(H7N9型)による死者が100人近くに上っている。ただし3月に入り、新たな感染者と死者の両方で減少がみられている。

 中国国家衛生計画出産委員会(National Health and Family Planning Commission)によれば、H7N9型鳥インフルによる3月の死者は24人で、1月の31人、2月の41人からは減っている。また新たな感染例は、1月の127件、2月の99件から、3月には24件と大幅に減った。1~3月の死者は計96人、感染例は250件となっている。

 中国当局と世界保健機関(World Health OrganizationWHO)では、家族や親族間で起きたと思われる感染は散発的に見受けられるものの、持続的なヒトからヒトへの感染を示す証拠はないとしている。専門家らは今年これまでの感染増加は、寒波の影響があると説明している。(c)AFP