【4月6日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は5日、サミ・ヒーピア(Sami Hyypia)監督の解任を発表した。

 レバークーゼンは4日に行われたハンブルガーSV(Hamburger SV)に1-2で敗れ、ここ11戦で1勝しか挙げられておらず、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)出場権争いに直面している。

 イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)で主将を務めていた40歳のヒーピア監督は、昨年8月にレバークーゼンの指揮官に就任していた。

 ハンブルガーSVに敗れたレバークーゼンは、5日の他の試合の結果によりチャンピオンズリーグ出場権が獲得できる4位から5位に順位を落としている。

 後任にはクラブの下部組織を率いるサシャ・レバンドフスキ(Sascha Lewandowski)氏が就く。レバンドフスキ氏は昨シーズン、ヒーピア監督とともに二頭体制でチームの指揮を執っていた。

 ヒーピア監督の下、レバークーゼンは今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)で16強入りしたものの、決勝トーナメント1回戦では2月にパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の前に敗退するなど、その後は厳しい結果が続いていた。

 その中でチームはドイツカップ2013-14(German Cup 2013-14)の敗退が決まり、リーグ戦では2位から順位を落としている。

 リーグ戦残り5試合で4位の座を確実にしなければならないレバンドフスキ氏は、「今、サミの座を継ぐのは簡単な状況ではない。今季を成功裏に収めるために、全てを出し切っていく」とコメントしている。(c)AFP