【3月31日 AFP】テニス、ソニー・オープン2014(Sony Open 2014)は30日、女子ダブルスの決勝が行われ、マルチナ・ヒンギス(Martina Hingis、スイス)/ザビーネ・リシキ(Sabine Lisicki、ドイツ)組が、4-6、6-4、10-5で大会第2シードのエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)/エレナ・ベスニナ(Elena Vesnina、ロシア)組を下し、ペア2大会目で優勝した。

 33歳のベテラン、ヒンギスは2007年以来となる優勝を飾ったあと「とても興奮しています」と語った。

「優勝のポイントを決めた時は『よし、やった』と思いました。ミスだけはしないように心がけました。とにかく驚いています」

 主催者推薦のワイルドカードで出場した同ペアは、スーパータイブレークで7連続ポイントを奪い、トロフィーを手にした。

 ヒンギスは、この勝利によってさらなるダブルスへの意欲が湧いたと話した。

「2週間前に質問されたら、今日とは違う答えになったでしょう」とコメントしたヒンギスは、「先週も、出場することに特に意欲的だったわけではなく、1回戦か2回戦で負けると思っていました」と続けた。

「でも、この優勝で状況はまったく変わりました。これからも喜んでダブルスに挑戦し続けたいと思います」

 2013年シーズンにダブルスで6年ぶりにツアー復帰を果たしたヒンギスは、ダニエラ・ハンチュコバ(Daniela Hantuchova、スロバキア)と組み、WTAツアー5大会に出場した。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2013)以降、6か月ほどツアーから遠ざかっていたヒンギスだが、米カリフォルニア(California)州インディアン・ウェルズ(Indian Wells)で今月開催されたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2014)で復帰を果たしていた。

 ヒンギスは、1995年から2007年にWTAツアーのダブルスで計37勝を挙げており、その勝利数を38に伸ばしている。(c)AFP