【3月24日 AFP】エジプトの司法筋によると、同国中部ミニヤ(Minya)の裁判所は24日、ムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領派529人に死刑判決を下した。

 モルシ前大統領が昨年7月に追放されて以来、前大統領を支持するイスラム勢力は、軍主導で発足した暫定政権が開始した激しい弾圧に直面しており、数百人が死亡、数千人が逮捕されている。

 24日の判決は22日に始まった裁判の2回目の公判で言い渡された。判決を受けた529人のうち、153人は身柄を拘束されているが、残りは逃走している。被告側は控訴できる。また、他に17人は無罪となったという。

 ミニヤでは1200人以上のモルシ前大統領派が裁判を受けており、今回判決が下されたのはその一部。約700人の被告からなる第2のグループの公判は25日に予定されている。

 モルシ前大統領派の被告たちは、昨年8月14日に首都カイロ(Cairo)で同派の抗議運動の拠点を治安部隊が排除した後に、南部で民間人や公共施設を襲撃した罪に問われている。またミニヤで警官2人が死亡した事態を招いた暴力についても罪を問われている。

 被告の中には、モルシ前大統領の支持基盤であるムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)の最高指導者ムハンマド・バディア(Mohammed Badie)氏など同組織の幹部数人が含まれている。(c)AFP