【3月19日 AFP】ロシアからの独立とイスラム国家の建設を目指す南部北カフカス(Caucasus)地方チェチェン(Chechnya)共和国の武装勢力「カフカス首長国(Caucasus Emirate)」の指導者、ドク・ウマロフ(Doku Umarov)司令官が死亡したとみられる。同勢力に近い独立派系ウェブサイト「カフカス・センター(Kavkaz Center)」が18日、明らかにした。

 カフカス首長国はここ数年、ロシア国内で発生し、多数の犠牲者を出した一連の攻撃に関する犯行声明を発表している。

 カフカス・センターは、司令官が死亡したとされる経緯など詳細については触れていない。また、ロシア当局も今のところ、同司令官の死亡を確認したとは表明していない。

 一方で同サイトは、カフカス首長国はシェイク・アリ・アブ・ムハンマド(Sheikh Ali Abu Mukhammad)を新たな司令官に任命したとの声明を掲載した。(c)AFP/Stuart WILLIAMS