【3月11日 AFP】テニス、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2014)は10日、米カリフォルニア(California)州インディアン・ウェルズ(Indian Wells)で男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、3-6、7-6で第28シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(Alexandr Dolgopolov、ウクライナ)に敗れた。

 ドルゴポロフはこの試合でナダルから初勝利を収め、同時にナダルの8年連続大会4強入りを阻んだ。

 世界ランク31位のドルゴポロフは、同ランク1位のナダルと対戦した過去5試合で1度も勝利したことがなく、2週間前に行われたリオ・オープン(Rio Open presented by Claro hdtv 2014)では決勝で敗退していた。

 第3セットのゲームカウント5-3で迎えたサービスゲームでドルゴポロフは、ダブルフォールトでブレークポイントを献上すると、ナダルにラブゲームでブレークされた。

 しかし、そんな状況でもドルゴポロフは勝てる試合をしている実感があったという。

「そのことはただ忘れて、またやり直そうと思ったんだ」

 その後、落ち着きを取り戻したドルゴポロフは、初めて迎えたマッチポイントでエースを決めたようにみえたが、ナダルのチャレンジが成功し、判定は覆された。

 それでもドルゴポロフは2本目のサーブを入れると、最後は地面に突き刺さるようなフォアハンドで試合を締めくくった。

 ドルゴポロフは「ウイナーを狙っていた」と語っている。

 ナダルは2006年から同大会で4強入りを逃したことがなく、2007年と2009年、そして昨年の大会では優勝を飾っていた。

 試合後にナダルは、「ドルゴポロフは素晴らしいプレーをした」とコメントした。

「リオでもアカプルコ(Acapulco)でもいい試合をしていたし、好調だね」

「最後に僕自身のプレーを振り返ると、試合に勝てるだけのブレークは奪った。でも、自分のサーブでそれほど良いプレーをみせることができなかった」

(c)AFP/Rebecca BRYAN