【3月2日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは1日、第28節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は0-1でストーク・シティ(Stoke City)に敗れた。

 ストークのジョン・ウォルタース(Jonathan "Jon" Walters)が終盤に決めたPKが、リーグ優勝を狙うアーセナルにとって大きな敗戦をもたらした。

 アイルランド代表のウォルタースはこれまで6本のPKのうち4本を外していたが、この試合では後半31分にアーセナルのローラン・コシールニー(Laurent Koscielny)がペナルティーエリア内でハンドを犯し獲得したPKを、冷静にゴールに蹴り込んだ。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いる首位のチェルシー(Chelsea)がフラム(Fulham)を下したため、ガナーズ(Gunners、アーセナルの愛称)との勝ち点差は4に拡大した。アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は試合を前に、今季を決定づける試合と語っていたが、最悪の形で3月のスタートを切ることになった。

 敵地ブリタニア・スタジアム(Britannia Stadium)では直近8試合で1勝しか挙げていないアーセナルは、ストークがマーク・ヒューズ(Mark Hughes)監督体制になってから初めてのアウェーでの対戦となったが、前任のトニー・ピューリス(Tony Pulis)氏の指揮下でも有名だった積極的な戦いぶりにさらされることとなった。

 アーセナルのオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)は、ストークのグレン・ウィーラン(Glenn Whelan)とチャーリー・アダム(Charlie Adam)に踏まれたように見えたが、ファウルは無く、その後は動きに精彩を欠いた。

 アーセナルはこの結果に至る要因のいくつかに不満があったかもしれないが、低調な試合運びはタイトル獲得に向けて大きな疑問符を残した。

 アーセナルはドイツ代表MFのメスト・エジル(Mesut Ozil)が足の負傷から戦列に復帰したがベンチスタートとなり、後半から途中出場したものの大きな結果は残せなかった。

 ストークは本拠地でのビッグクラブに対する好成績を維持し、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とチェルシーに勝利し、マンチェスター・シティ(Manchester City)と引き分けたのに続き、ガナーズに対する勝利を加えた。

 ストークは現在、降格圏まで勝ち点6差をつけている。(c)AFP/Brendan McLoughl