【2月27日 AFP】サッカーギリシャ代表のフェルナンド・サントス(Fernando Santos)監督が、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)終了後の退任を発表する可能性が高まっている。26日、ギリシャメディアが報じた。

 報道によれば、ギリシャサッカー連盟(Hellenic Football FederationHFF)が27日に予定している会見か、3月6日に行われる韓国との親善試合の代表メンバー発表を行う28日の会見で、退任のアナウンスがされる見込みが高くなっている。

 また報道によれば、59歳のサントス監督は、近い将来にクラブチームを率いることに興味を持っているという。

 ポルトガル人のサントス監督は、2004年の欧州選手権(UEFA Euro 2004)で驚きの優勝を達成するなど、成功を収めたオットー・レーハーゲル(Otto Rehhagel)前監督の後を継ぎ、2010年にギリシャ代表監督に就任した。

 以来、サントス監督はギリシャ代表監督として24勝13分を記録し、敗戦はわずかに4回しかない。

 サントス監督に率いられたギリシャ代表は、16戦無敗の記録を作りながら予選1位で欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)本大会に出場し、準々決勝進出を果たした。また、ブラジルで6月から開幕するW杯の欧州予選では、グループ2位に入ってプレーオフに進み、ルーマニアを破って本大会出場を決めている。

 サントス監督とギリシャの契約は、W杯終了後までとなっている。(c)AFP