【2月26日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のニューヨーク・ニックス(New York Knicks)に所属するレイモンド・フェルトン(Raymond Felton)が、拳銃の不法所持で警察署に出頭し、身柄を拘束されたことが分かった。25日、複数メディアが報じた。

 フェルトンは拳銃の不法所持に関する重犯罪2つ、さらに軽度の違反1つで罪に問われている。

 米スポーツ専門チャンネルのESPNによると、フェルトンの妻アリアン・レイモンド・フェルトン(Ariane Raymondo-Felton)さんが、夫に銃で脅されたため警察に銃を持ち込んだと語ったという。

 地元紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)によると、アリアンさんは先日、離婚届を提出していた。

 29歳のフェルトンは、ホームのマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)でダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)に敗れた試合からわずか数時間後、警察に出頭した。

 ニューヨーク(New York)市は厳しい銃規制の法律を敷いており、重犯罪で有罪となれば、通常は最低でも懲役1年が言い渡される。

 同市では2009年、NFLのニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)に所属したWRプラクシコ・バレス(Plaxico Burress)が、2008年11月にナイトクラブで自らの脚を誤射して有罪となり、銃所持の重罪で懲役2年の判決を受けた。その後バレスは司法取引に応じ、懲役は20か月に減刑されている。

 フェルトンが1試合平均10.4得点を記録しているニックスは、シーズン成績21勝36敗でイースタンカンファレンスの11位に低迷し、プレーオフ出場圏内の8位アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)とは5.5ゲーム差となっている。(c)AFP