【2月5日 AFP】もうすぐ開幕するソチ冬季五輪。ここ数日の間に五輪会場で記者が目にした、小さなエピソードを紹介する。

■トイレをめぐる話題

 カナダのスノーボード選手セバスチャン・トータント(Sebastien Toutant)は、選手村のトイレ個室に貼られている禁止事項を示したピクトグラムを、ツイッター(Twitter)で紹介した。禁止事項にはおう吐やふたをしたままの小便、そしてなぜか釣りが含まれている。

写真はこちら: https://twitter.com/SebToots/status/429546115604938752

■「スロベニア人と呼ばないでくれ」とスロベニア代表選手

 クロアチア人のバイアスロン選手、ヤコブ・ファク(Jakov Fak、26)はソチ五輪にスロベニア代表として出場する。だが、本人はそのことをあまりうれしく思っていないようだ。

 ファクは2010年バンクーバー冬季五輪にクロアチア代表として出場し、バイアスロン男子10キロメートルスプリントで銅メダルを獲得した。同大会では開会式でクロアチア国旗の旗手も務めた。

「私は母国と国民を愛しており、いつだってクロアチア人だ。だが自国では最良のトレーニングを受ける術がなかった」とファク。

「よりよいトレーニング環境が必要だった。スロベニアチームに入ったほうが良いことは分かっていた。私はスロベニア人になることはない。だが私がチームを好きなことは誰もが知っているし、スロベニアを代表するために最善を尽くすつもりだ」

■優雅、でも手加減なし

 ルーマニアのフィギュアスケート選手、ゾルタン・ケレメン(Zoltan Kelemen)は双子のバレエダンサー、セルジ・キリチェンコ(Sergiy Kirichenko)さんとサーシャ・キリチェンコ(Sasha Kirichenko)さんと演目に取り組んでいる。

「2人はすごくいい振付師だけれど、とんでもなく厳しいんだ。バレエダンサーがこんなに意地悪だなんて知らなかったよ」