【2月6日 AFP】ソチ冬季五輪でフィギュアスケート日本人男子初の金メダルを狙う羽生結弦(Yuzuru Hanyu)は、経験値の高いライバル選手たちに引け目を感じてはいないと語った。

 2010年のバンクーバー冬季五輪で日本人男子として初めて表彰台に上がり、銅メダルを獲得した高橋大輔(Daisuke Takahashi)は、その翌月の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2010)でもアジア人男子初の優勝を果たした。

 ソチ(Sochi)のアイスバーグ・スケーティング・パレス(Iceberg Skating Palace)で13日と14日に予定される男子シングルでは、羽生がその記録を塗り替えるかもしれない。

 羽生は、五輪を前にしても「普通の試合と同じように臨む。五輪だからといって特別なことはしていません」と語る。

「とてもいい感覚です。不安もありません。今は、何をすべきか、どこに照準を合わせるかも分かっているので大丈夫です」

 羽生は、今季のグランプリ(GP)ファイナルで3連覇中だった世界王者のパトリック・チャン(Patrick Chan、カナダ)を抑え優勝、その後の全日本選手権でも連覇を飾っている。