―――ソチ五輪は期待に添うものであってほしい。

 男子シングルの金メダル候補に挙げられているハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez、スペイン)が今季のショートプログラム(SP)で着用している黒、白、赤、黄色のストライプ柄の衣装に、観客は首をかしげた。

 フェルナンデスは、「コーチがスペインの典型的な色の組み合わせの衣装を提案したんだ。いろんな人たちのアイデアを組み合わせてユニークなコスチュームに仕上がっているよ!」と語っている。

 韓国の金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ)や浅田真央(Mao Asada)といったスター選手は、数十万円にも上る衣装を着用するが、ルーマニアのゾルターン・ケレメン(Zoltan Kelemen)のような控えめな選手になると、2000ドル(約20万円)以上の衣装は高価だと感じるという。

 自身の花柄の衣装について、ケレメンは「僕の衣装はロシアの会社が作っているんだ。音楽を送ると、サンプルをいくつか送ってくれる。でたらめなものはないよ」と述べた。

「僕にとっては着心地が重要で、快適で軽いものであれば良いんだ」

「僕の予算では衣装は高価なものだから、2シーズンは同じ衣装を着るよ」