【1月24日 Relaxnews】ことホテルに関して、世界の旅行客たちの要求は高まる一方のようだ。特に自分のためにカスタマイズされたサービスを期待する顧客が増えている。

 インターコンチネンタル ホテルズ・グループ(Intercontinental Hotels GroupIHG)が世界各国の旅行者7000人を対象に実施した調査から、特に新興国からの旅行者の要求が高くなっていることが明らかになった。

 まず旅行者たちがホテルに求めるものとして、高級ホテルチェーンなどでの上質なアメニティーグッズ、地元のライフスタイルや風習を取り入れたもてなしなどがあげられた。

 さらに滞在客の多くが、自分の好みに合わせたサービスをホテルに期待していることが分かった。

 回答者の59%は、自分のためにアレンジされたサービスを受けられれば「滞在の快適さは著しく増す」と答え、ホテルから「尊重されていると感じる」との回答も54%に上った。

 年代別では、個人向けサービスの例として18~34歳のグループが映画や音楽などを挙げる一方、65歳以上のグループでは健康に配慮した食事やドリンクのサービスを挙げている。

 調査では、新興国からの旅行者で個人向けサービスへの要求が特に強いことが分かった。

 ホテルにカスタマイズされたサービスを期待するとの回答は、中国人回答者の64%、ブラジル人の62%に上ったのに対し、米国人では43%、英国人では42%にとどまった。

 またホテルに期待するものが国ごとに異なることが明らかになった。英国人旅行者はホテルに意外性を求めているのに対し、米国人はチェックインとチェックアウトの時間を自身で選びたがった。中国人は地元の観光名所が分かるアプリケーションに興味を示し、ロシア人はロシア語ガイドへの希望が高かった。(c)Relaxnews/AFPBB News