【1月10日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の決勝会場となるリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)の目と鼻の先にあり、市の再開発で取り壊しが始まった「ファベーラ」と呼ばれるスラム街に9日、米人気コミックヒーロー「バットマン(Batman)」が現れた。

 マラカナン・スタジアム周辺地区ではW杯開催を前に、急ピッチで再開発が進んでいる。同地にあるファベーラ「Favela do Metro」にはまだ数家族が暮らしているが、市当局は今週、取り壊しを強行。住民たちはこれに激しく抗議している。

 ファベーラに暮らす子どもたちは大喜びで、バットマンに扮した男性の黒いマントに隠れるなどして遊んでいた。(c)AFP