■釈放後も「反プーチン闘争」誓う

 2人は、残りの刑期が2か月ほどしかなかった今月23日、恩赦法に基づいて釈放されたが、釈放されたその時でさえも好戦的な態度はそのままで、恩赦は政治的パフォーマンスにすぎないと非難した。

 また、27日にモスクワで開いた釈放後初の記者会見で2人は、プーチン大統領を権力の座から退け、後任には同じく恩赦を受けて釈放された元石油王で反政権派のミハイル・ホドルコフスキー(Mikhail Khodorkovsky)氏を望むと表明。

「ウラジーミル・プーチン大統領に対する私たちの考えは変わっていない。私たちが投獄された理由となったことを、今でもまたやりたいと思っている。プーチン大統領を追い払いたい」と、トロコンニコワさんは語った。

 また2人は今後の計画として、悪名高いロシアの刑務所に収監されている受刑者たちを守るための権利団体の設立に注力していくと語った。

 さらに2人は、来年2月にロシアで開催されるソチ冬季五輪のボイコットも呼び掛けている。