【12月28日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が27日、スウェーデン出身の名選手だったステファン・エドベリ(Stefan Edberg)氏をコーチに迎えることを発表した。

 フェデラーは来年1月にメルボルン(Melbourne)で行われる全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2014)から10週間ほど、元世界ランク1位で、6度の四大大会(グランドスラム)優勝経験を持つエドベリ氏に師事するという。

 通算17つのメジャータイトルを獲得してきたフェデラーも、現在は世界ランク6位にまで低迷。来季は自身にとって、テニスプレーヤーとしての今後の命運を分けるシーズンとなるだろう。

 フェデラーはエドベリ氏がチームに加わることに関して、「ステファンは子どもの頃から憧れの存在だった。彼から教えを受けることをとても楽しみにしている」と語った。

 これまで7年間コーチを務めてきたセベリン・ルティ(Severin Luthi)氏との関係は継続するという。

 一方現在47歳で、1985年と87年の全豪、88年と90年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)、91年と92年の全米オープン(The US Open Tennis Championships)で優勝したエドベリ氏は、「ロジャーのチームに加わることとなり、興奮している。協力し合って彼のベストを引き出すことができたらいいと願っている」と語った。

 2012年のウィンブルドンを最後にグランドスラム制覇から遠のき、2013年にはどの四大大会でも決勝に進出できなかったフェデラーは、29日に開幕するブリスベーン国際(Brisbane International 2014)から新シーズンを迎える。