■ハル・シティにとって致命的となったチェスターのオウンゴール

 落ち着きを取り戻したユナイテッドは中盤を安定させると、後半16分には病気療養のため戦列を離れていたダレン・フレッチャー(Darren Fletcher)が2012年12月以来となる出場を果たした。

 一方、ユナイテッドに試合の主導権を握られ、勝ち越しの危険にさらされたハル・シティだったが、その後は立ち直りを見せ、ヤニック・サグボ(Yannick Sagbo)やハドルストーンがゴールに迫るなど、より多くのチャンスを作った。

 勢いに陰りをみせたユナイテッドだったが、ヤングのクロスからチェスターがオウンゴールを献上したため、思わぬ形でリードを手にした。

 24歳のチェスターはゴール前で待ち構えていたルーニーの目の前でボールに対応したものの、結果は残酷なものとなった。

 その後、バレンシアが退場で数的不利となったユナイテッドに対し、ハル・シティはいくつかのチャンスを作ったが、ユナイテッドのGKデ・ヘアが最後までゴールを守り切った。(c)AFP/James McMATH