【12月18日 AFP】大列車強盗犯のロニー・ビッグス(Ronnie Biggs)元受刑者が18日、英ロンドン(London)北部の介護施設で死去、84歳。同国司法省が伝えた。

 ロニー・ビッグスは1963年8月8日深夜、仲間と共に、グラスゴー(Glasgow)からロンドン(London)に向かっていた郵便列車を襲い260万ポンド──現在の価値で4600万ポンド(約77億円)に相当──を強奪した。

 その後、逮捕され禁錮30年の実刑判決を言い渡されたが、収監から1年3か月後に脱獄し、オーストラリア、ブラジルに逃亡した。

 逃亡生活中に数回の脳卒中を起し2001年に自発的に英国に戻ったが、即座に刑務所に送られた。

 健康状態が悪化したため09年に釈放されたが、その後も保護観察下にあった。司法省の報道官はAFPの取材に対し、「ヒッグス元受刑者の保護観察を実施していた委託先が同元受刑者の死亡を確認したと」と述べた。(c)AFP/Alice RITCHIE