【12月12日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は11日、グループリーグ最終節の試合が各地で行われ、グループFのボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は2-1でオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。

 前シーズン準優勝のドルトムントは、ケヴィン・グロスクロイツ(Kevin Grosskreutz)が試合終了間際に決勝点を挙げて10人のマルセイユを振り切り、ベスト16入りに必要な勝利を手にした。

 ドルトムントは首位でグループFを終えることを決めたが、同時にグロスクロイツの得点はナポリ(SSC Napoli)を悲劇に追い込んだ。ナポリは同日、2-0でアーセナル(Arsenal)に勝利したが、勝ち点12で3チームが並んだなか直接対決の成績で下回ったため、グループ敗退となった。

 その一方でマルセイユは、フランスのクラブとしては初めて勝ち点ゼロでグループリーグを終えるという、うれしくない記録を作ってしまった。

 ドルトムントは前半4分にロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が先制点を挙げたものの、マルセイユは同14分にスレイマン・ディアワラ(Souleymane Diawara)のゴールで同点に追いついた。

 そして同点のまま試合は進み、グループFのもう1試合でナポリがアーセナルにリードしていたため、このままいけばドルトムントのグループリーグ敗退は濃厚のようにみえた。

 しかしながら迎えた後半42分、ドルトムントはグロスクロイツが足を滑らせながら放ったシュートがマルセイユのGKスティーヴ・マンダンダ(Steve Mandanda)を破り、土壇場で決勝点を挙げた。(c)AFP