【12月8日 AFP】フィギュアスケートのゴールデン・スピン(Golden Spin)は7日、クロアチアのザグレブ(Zagreb)で女子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、金妍児(Yu-Na Kim、キム・ヨナ)が合計204.49点で優勝を飾った。

 けがにより今シーズンを欠場していたキムは、転倒をものともせず、今季初戦で圧倒的な勝利を収めた。

 世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2013)女王のキムは、今年9月に右足甲のけがが発覚して以来、リンクから離れていた。

 キムはトリプルルッツで転倒したが、その後は楽曲「アディオス・ノニーノ(Adios Nonino)」に乗せた演技で最後まで滑り切った。

 2014年2月に行われるソチ冬季五輪でキムは、1984年と1888年の冬季五輪で女子フィギュア連覇を達成したカタリナ・ヴィット(Katarina Witt)氏以来となる、史上3人目の五輪連覇を目指している。

 世界選手権で通算2度の優勝を誇り、今年4月に女児を出産した安藤美姫(Miki Ando)は、合計176.82点で2位に入った。

 安藤にとっては今大会がソチ五輪の代表選考前に臨む最後の試合となった。(c)AFP