【12月5日 AFP】ブラジルのアルド・レベロ (Aldo Rebelo)スポーツ大臣は4日、2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)が行われる予定の12会場のうち、さらに3会場が国際サッカー連盟(FIFA)の設定した完成期限となる12月31日に間に合わないと発表した。

 FIFAのジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は、11月27日に2人の作業員が死亡するクレーン事故が起きたサンパウロ(Sao Paulo)のアレーナ・デ・サンパウロ(Arena de Sao Paulo)の完成にはさらに時間がかかるとし、さらに同連盟は、遅れの出ているクリチバ(Curitiba)とクイアバ(Cuiaba)の会場についても時間の猶予を与えていた。

 しかし、4日になってレベロ大臣はポルトアレグレ(Porto Alegre)、マナウス(Manaus)、ナタル(Natal)の会場についても期日に間に合わない見込みだと明かした。

 レベロ大臣は「遅れはあるが、大幅なものにはならないだろう。重要なのは1月には準備が整うということ。3つのスタジアムはW杯前のテストには間に合う」とコメントした。

 続けて、レベロ大臣はW杯は結婚式と似たようなものだと冗談を飛ばした。

「ほぼ全ての結婚式で花嫁は遅れてやってくる。一人として時間通りにやってきたことはないが、それでも結婚式は必ず行われる」

(c)AFP