【12月4日 AFP】サッカーイタリア代表のクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)監督が3日、2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でのタイムアウト導入を目指し、イタリアサッカー連盟(Italian Football FederationFIGC)はロビー活動を行う用意があることを明かした。

 FICGは、1次リーグ組み合わせ抽選会が行われる前日の5日に、ブラジル・コスタドサウイペ(Costa do Sauipe)の会場で正式に提案するとしている。

 ローマ(Rome)で記者会見に臨んだプランデッリ監督は、「1試合につき2回のタイムアウト制を提案するつもりだ。そうすれば選手は水分補給ができる」と語った。

「ブラジル開催では2つの大きな問題点がある。6月に行われたコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2013)でも同様の問題に直面した。それは暑さと湿度だ。開催都市の中には非常に心配な場所もある」

「世界をあっと言わせるショーを見せたいのなら、それだけのパフォーマンスを提供できる環境を選手に与えるべきだ」

 前後半それぞれの中間時点に2分間の公式タイムアウトを設定し、試合中の選手に水分補給の機会を与えることを求めたプランデッリ監督は、そうした時間がなければ、スローインやコーナーキックのたびに選手は水分補給を行い、試合の流れを妨げることになると考えている。

 プランデッリ監督はまた、コンフェデ杯に出場したチームや、ブラジル開催試合における潜在的なコンディションの厳しさを経験した人なら、誰もがこの提案を支持するだろうとの見解を示している。

 過去にイタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)やフィオレンティーナ(Fiorentina)を率いた経験を持つプランデッリ監督は、コンフェデ杯の試合中に11人中8人が交代を願い出たことを明かしており、「あまりに多い」と指摘した。(c)AFP