【11月6日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦を控えるアーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督が記者会見に臨んだ。

 グループ首位の維持を目指すために、アーセナルはドルトムントのロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)を抑えなければならないとベンゲル監督は語る。

 レワンドフスキは、10月22日に両チームが対戦したエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)での試合で、後半37分に貴重な決勝点を挙げてチームを2-1の勝利へ導き、グループFの行方をまったく分からないものにした。

 前シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝で史上初の1試合4得点を達成したレワンドフスキは、1日のVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)とのリーグ戦では18分間でハットトリックを達成して6-1の大勝に貢献し、アーセナル戦への試運転を済ませている。

 ベンゲル監督は、「ホームではいつも、レワンドフスキは極めて危険な存在。おとなしくさせておくにはボールを触らせないことが一番だ。ボール保持率を高めて試合をコントロールしたい」とコメントした。

 グループFではアーセナル、ドルトムント、ナポリ(SSC Napoli)が勝ち点6で並んでおり、アーセナルは得失点差で首位に立っている。前節は本拠地でドルトムントに敗れているため、ベンゲル監督はリターンマッチでの勝利を切望している。

 監督は「ホームで負けた後だから絶対に勝ちたい。ドルトムントはとても積極的なチームなので、少なくとも両チームとも勝利を目指して戦うということはお約束できる」とコメントした。

 試合に先立ち、ヘビーメタル好きと知られるドルトムントのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、ベンゲル監督がアーセナルを調和のとれた「オーケストラ」にまとめ上げてきたと語ったが、これを受けてベンゲル監督も音楽を例えに出した。

 監督は「私は音楽の専門家ではないが、ドルトムントはとても良いチームだから、試合ではきっと良いシンフォニーが奏でられるだろう」と気の利いたコメントを返している。(c)AFP