【11月5日 AFP】「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」が4日、ウィメンズ部門の新デザイン・ディレクターに、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」の元クリエーティブ・ディレクター、ニコラ・ゲスキエール(Nicolas Ghesquiere)を起用したと発表した。

「ルイ・ヴィトン」の発表によると、ニコラはプレタポルテのコレクションやファッションショー、シューズ、アクセサリーラインを手がけるという。マークが務めたアーティスティック・ディレクターのポストは3つに分けられ、キム・ジョーンズ(Kim Jones)がメンズウェア部門、Darren Spazianiがレザーグッズ部門の責任者としてニコラととにマークの後任を務める。

「ルイ・ヴィトン」は、先月退任を発表したマーク・ジェイコブスの手腕によって、世界で最も人気のあるラグジュアリーブランドへと成長した。特にアジアでは、「ヴィトンマニア」と呼ばれる人々がしばしば店の前に列をつくって並ぶほど人気を博している。


 同ブランドを傘下に持つ「LVMH」は、「セリーヌ(Celine)」、「ジバンシィ(Givenchy)」、「フェンディ(FENDI)」、「ケンゾー(KENZO)」など多くの人気ブランドを保有しているが、フッションとレザーグッズ部門の年間売上のうち、「ルイ・ヴィトン」が占める割合は70%以上で、同グループの稼ぎ頭となっている。(c)AFP