【10月31日 AFP】米世論調査会社ギャラップ(Gallup)が29日発表したところによると、米国で死刑に賛成する人の割合は、過去40年間で最も少ない水準となったが依然、6割が賛成しているという。

 調査では回答者の60%が、有罪判決を受けた殺人犯の死刑を支持した。この割合は、死刑賛成派が57%だった72年11月の調査以来、最も低い数字となったが、一方で回答者の約44%が、判決で十分に死刑が科されていないと答えた。

 米国で死刑に賛成する人の割合は、94年に10人中8人と最高に達し、それ以降は徐々に低下している。

 死刑は米50州のうち32州で行われており、首都であるワシントン・コロンビア特別区(Washington D.C.)と18州では廃止されている。

 調査は10月3~6日に、1028人を対象に実施された。(c)AFP