【10月31日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2013)は30日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-5、7-5でスペインのマルセル・グラノジェルス・プジョル(Marcel Granollers-Pujol)を退け、3回戦進出を決めた。

 2009年以来初めてパリ・マスターズに出場しているナダルは、その特徴的な、勢いを見せつけるプレーで同胞グラノジェルスを圧倒した。

 今年を含めて通算8度の全仏オープン(French Open)覇者であるナダルは、今大会で米国のアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏が1999年に達成して以来のパリ・マスターズと全仏オープンの2大会同年制覇を見据えている。

 また、過去最多となるシーズン6つ目のマスターズタイトル獲得も目指しているが、まだプレーに改善の必要があると語る。

「今日はいいプレーができなかった。2週間プレーしてなかったらこうなるんだ。それにずっと長い間、屋内のこのようなサーフェスでもやっていなかった」とナダルはコメントした。

「相手がいいサーブをしていて、自分が思ったようなプレーができない時は困難に陥って接戦になる。このようなサーフェスでは特にそうだ。明日までには大幅にプレーを改善させなくてはいけない。準備ができることを願う」

 ナダルは次戦、昨年大会で決勝まで進み周囲を驚かせた第14シードのイェジ・ヤノヴィッツ(Jerzy Janowicz、ポーランド)と対戦する。(c)AFP/Greg FRASER