【10月30日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2013)は29日、シングルス2回戦が行われ、錦織圭(Kei Nishikori)は1-6、7-6、7-6で大会第8シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)を下し、3回戦に進出した。

 敗退を喫したツォンガは、これによりシーズン最終戦、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2013)出場への道が閉ざされた。

 全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)準優勝の経験を持つツォンガは第2セットで2度のマッチポイントを迎えながら無に帰し、最終セットではタイブレークに入ってからダブルフォールトを犯して世界ランク18位につける錦織の16強入りを許した。

 15本のサービスエースを決めながらもツォンガからは覇気が感じられず、フルセットの試合をものにすることができなかった。

 一方アジア選手として世界ランク最上位につけている錦織は、第1セットを大差で落としてからも勝負を投げ出すことなく、最終的に勝つべくして勝利を手中に収めた。

 錦織は今年の全仏オープンテニス(French Open 2013)で日本人男子として1938年以来のベスト16入りを果たしている。次戦で錦織は準々決勝進出をかけて第9シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)と対戦する。(c)AFP/Greg FRASER