【10月25日 AFP】米フロリダ（Florida）州で自らを外科医と偽り女性患者の下半身にセメントや接着剤などを注入した罪で起訴された被告に24日、禁錮1年の判決が下された。

 オニール・ロン・モリス（Oneal Ron Morris）被告（32）は、同州マイアミガーデンズ（Miami Gardens）での1件の違法な医療行為について司法取引に応じた。

 一方で、モリス被告は同州北部ブロワード（Broward）郡で女性患者が死亡した事件で殺人罪に問われているが、その公判手続きは現在のところ保留になっている。同被告は1月7日に刑執行のため当局に出頭しなければならないが、殺人罪については今後の見通しは立っていない。

 検察は24日、モリス被告が女性患者らに注入した物質を特定することはできなかったと発表した。多くの患者がトランスジェンダー（性別越境者）で、モリス被告自身もその一人だ。

 昨年米メディアに出回った画像には、顔を整形し臀部を大きく膨らませたモリス被告が写っている。同被告も自分で同様の有毒物質を臀部に注入したとみられ、その巨大で変形した臀部が写った画像がメディアの注目を集めた。(c)AFP