【10月25日 MODE PRESS】ジル・サンダー(Jil Sander)が24日、1968年に創業した自身のブランド「ジル・サンダー(JIL SANDER)」のクリエーティブ・ディレクターを「個人的な理由」で辞任することを発表した。

 「ジル・サンダーグループのアレッサンドロ・クレモネージ(Alessandro Cremonesi)CEOは「グループを代表し、ジル・サンダーの今までのブランドへの貢献を称え、感謝の意を表します」「彼女のデザインと創造性は、ブランドを発展させ、強化していくためにはとても重要な存在でした」とコメントしている。

 ジルは「ジル・サンダー」グループの株式の過半数を取得した「プラダ(PRADA)」との意見対立が原因で、2000年に一度ブランドを去っている。その後、ブランドの人気が下火になった2003年5月に復帰した。

 だがその後も、「プラダ」のCEO、パトリッツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)との関係は好転せず、2004年には再度辞任し、ラフ・シモンズ(Raf Simons)が後任となった。2012年の2月、ラフが「ディオール(Dior)」で働くことになり、ジルは再度復帰していた。

 2014-15年の秋冬コレクションはジル・サンダーの社内デザインチームが手がける予定だという。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS