【10月15日 AFP】元ビートルズ(Beatles)のポール・マッカートニー(Paul McCartney)が、英国の人気ボーイズグループ「ワン・ダイレクション(One Direction)」が第2のビートルズと呼ばれていることにお墨付きを与えた。

 71歳になるマッカートニーは14日、英テレビ局スカイニューズ(Sky News)とのインタビューで「『ワン・ダイレクション』は好きだよ。彼らは若いし、ハンサムだ。それは大きな魅力だよ」と語った。「彼らは歌もうまいし、曲もよい。そこが(ビートルズとの)共通点だと思う。女の子たちに人気だしね」

 だが、両者を比べすぎることは良くないとも話し、「私がいつも思うのは、ビートルズの再来と呼ばれることはちょっと不幸だということだ。ビートルズがやったことに並ぶことを期待されるのであれば、それは命取りになり得る」「現在とは異なったある特定の時期に、私たちは私たちができることをやった。大成功を収めるのはどちらの時代の方が楽なのか分からないが、ただ状況は変わってしまっている」と述べた。

 また、マッカートニーはケイティ・ペリー(Katy Perry)やジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)、ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)についても好意的なコメントを述べたものの、こうした曲を聴いている理由は10歳になる愛娘のベアトリスちゃんの影響だと認めた。

 このインタビューは、マッカートニーの6年ぶりとなるソロアルバム「New」が発売されたことを受けて行われた。(c)AFP