【10月14日 AFP】シカゴ・マラソン(Bank of America Chicago Marathon 2013)は13日、米イリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)で行われ、男子はケニアのデニス・キメット(Dennis Kimetto)が優勝を飾った。

 爆発事件が起こり、3人が犠牲となった4月のボストン・マラソン(Boston Marathon)以来初の米国でのメジャー大会となった今大会で、キメットは2時間3分45秒でゴールして優勝。昨年大会でエチオピアのツェガエ・ケベデ(Tsegaye Kebede)がマークした2時間4分38秒の大会記録を更新し、今年2月の東京マラソン(Tokyo Marathon 2013)に次ぐ勝利をものにした。

 2位には同じくケニアのエマヌエル・ムタイ(Emmanuel Kipchirchir Mutai)が2時間3分52秒で入った。

 キメットとムタイは、レースの大半で互角の接戦を演じたが、終盤にキメットが突きはなしてトップでゴールラインを切った。シカゴ・マラソンではここ3年連続で大会記録が更新されている。

 また、3位にサミー・キトワラ(Sammy Kitwara)、4位にミカ・コーゴ(Micah Kogo)が入り、上位4位をケニア勢が独占する結果となった。5位には米国のデイサン・リツェンハイン(Dathan Ritzenhein)が入っている。

 また、佐野広明(Hiroaki Sano)が2時間10分29秒で男子日本勢最高位の7位に入った。

 一方、女子はケニアのリタ・ジェプトゥー(Rita Jeptoo)が2時間19分57秒で優勝した。

 昨年大会では1秒の差でエチオピアのアセデ・バイサ(Astede Baysa)に優勝をゆずったジェプトゥーだが、今回は2時間20分48秒で2位となった同じケニアのJemima Sumgong Jelegatに大幅な差をつけてゴールし、雪辱を果たした。

 ジェプトゥーは今季、ボストン・マラソンでも優勝しており、この勝利で今年2つ目となる米国でのタイトルを獲得した。

 3位にはロシアのマリア・コノワロワ(Maria Konovalova)、4位にはベラルーシのアリアクサンドラ・ドゥリバ(Aliaksandra Duliba)が入った。

 女子日本勢トップの赤羽有紀子(Yukiko Akaba)は2時間27分49秒で7位に入った。(c)AFP