【10月2日 AFP】イタリアのエンリコ・レッタ(Enrico Letta)内閣への信任投票が2日、上院(選出315議席)で行われ、レッタ内閣は半数を大幅に上回る支持を獲得し信任された。

 レッタ内閣への不信任を表明していたシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)元首相率いる自由国民党(People of FreedomPDL)から造反者が出たことを受けて、ベルルスコーニ氏は信任投票前に、内閣の信任に転じる意向を表明していた。

 内閣信任投票には上院305議員が出席。信任235、不信任70で、内閣信任に必要な153議席を超えて可決された。

 ベルルスコーニ氏は、信任投票を前に「信任票を投じることを決めた。党内でもめ事がなかったわけではない」と語った上で、レッタ首相が「イタリアの制度改革を断行できる政権の必要性」と減税を約束したことを受けて考えを翻したと述べた。(c)AFP